· 

第5回日本臨床作業療法学会・自主企画敢行

はじめてブログ書いてみます.

不慣れなものであまり定期更新はできないかもしれませんが,力まず楽に書いていきます.

 

さて,SNSでも盛り上がっていましたが,

先日第5回日本臨床作業療法学会が福岡で開催されました.

その中で,「作業で語る精神科OBP」と題して精神科OBPに関する自主企画の機会を頂きました.

(友利大会長,澤田会長ありがとうございます!)

 

今回の内容について,参加できなかった方からも個別にご質問を頂いてもいたりするので,

ざっくりした内容をここに書きたいと思います.

 

 

今回は,全国の精神科で働くOTが大会のキーワードでもあった「OBP」をテーマに集まる場を設けました.

そして,日頃の臨床を振り返り,今後の課題などを共有しました.

 

「OBPに興味をもったきっかけ」

作業科学,MOHO,ADOC,COPMなどが多数の意見でした.

しかしブログ,SNS,らいすたなどの声も聞かれました.

やはりネットによる情報拡散の効果は確実に臨床を変えているようです.

 

「自分が取り組んだOBP実践」

病院以外にも訪問,通所施設など様々な領域で働く方が集まりました.

環境,クライエントが異なるので当然行われているOBPも異なります.

ですが,どの実践も共通していたのは,作業を行うことでクライエントの健康感や幸福感に貢献できている様子が伺えたことです.

精神科OBPの実践はまだまだ発展途上ですが,こうした事例が広がりを見せるといいなと考えています.

 

「OBPを行う際の今後の課題」

今回のメイントピックです.

課題としては制度,多職種連携,OT自身の知識の浅さなどがあがっていました.

こうした課題はOBPに限らず本当にいろいろな場面で聞かれます.

しかし,今回の参加者はそれぞれの環境でそれぞれの工夫,マネジメントを実践していました.

どれもその場の状況に応じた工夫なのでいきなり別施設でも同じ方法が成功するかは分かりませんが,

要は工夫次第でOBPやより良い支援を展開できることを強く感じました.

 

今回,全国各地でOBPに取り組むOTが互いに繋がる機会になったことは良かったと思います,

今後はこの繋がりをどう活かしていくかがカギになります.

そして我々も次に繋がる企画をうっていって,精神科作業療法がさらに盛り上がるように微力ながら貢献できればと思っています.

 

レセプション後の二次会でも今後についての話し合いが行われました.

臨床,研究などそれぞれのフィールドでできることを考えていきたいですね.

 

最後になりましたが,急な自主企画に対して十分すぎるご配慮を頂いた学会実行委員の方,

本当にありがとうございました.

 

最後まで読んで頂きありがとうございます.